野田佳彦幹事長は22日朝、23日に告示される東京都議会議員選挙の党公認候補予定者である藤井とものり(ふじい・とものり)練馬区議会議員、木内孝胤衆院議員らとともに同区内の石神井公園駅前で街頭活動を行った。

 野田幹事長は、「国会は閉会したが、依然として加計学園をめぐる疑惑はますます深まってきた。今日の午後、民進党は他の野党と連携して臨時国会の召集要求をする。閉会中の予算委員会の開催や前川・前文科事務次官の証人喚問要求を行っていたが、自民党からはなしのつぶてだ。ならば政府がどう判断するかを迫りたい」として、憲法53条の規定により安倍内閣に臨時国会の召集をするよう求める考えを述べた。

 野田幹事長は藤井公認候補予定者について、「区議会議員として4期の実績を積んできた。さらに税理士、公認会計士の資格もある。数字のからくりを暴く力を持っている。納税者の番犬として、練馬区から都政改革を進めるためにも、皆さんの力を貸して欲しい」などと訴えた。

 藤井公認候補予定者は、都政で改革していきたいこととして、都の財政13兆円の見える化を挙げ、「このことを徹底推進する。既得権者のためのしがらみ都政を、納税者・生活者の目線で改革していきたい。都政のブラックボックスに、納税者の代表で切り込んでいきたい」と力を込めた。さらに藤井候補予定者は、「前回の都議会議員選挙の投票率は45%で、必ずしも高い数字ではなかったが、ぜひ皆さんの意思で選挙に行っていただき、皆さんの意思で都議会議員を選んでいただくことが、都議会を変え都政を変えていくことにつながっていく。皆さんの手で都政を変えていこう」などと訴えた。