野田佳彦幹事長は東京都議会議員選挙告示日の23日昼、東京・足立区の北千住駅前で新人の銀川ゆい子公認候補と街頭演説を行った。

 野田幹事長は、加計学園などの問題の真相究明のために予算委員会集中審議や前川・前文部科学事務次官の証人喚問を要求しても自民党からはゼロ回答であるため、22日に憲法53条に基づいて臨時国会召集の要求書を提出したことを説明。これについて、「実現をすることができるかどうかは、わたしはこの都議選にかかっているんじゃないかと思う。都政の問題も大きな問題だが、いま国会で森友学園や加計学園、みんなで不信感を持っているこのテーマの真相解明をするその舞台を作るためには、都議選でわれわれの仲間が当選するということが安倍政権に猛省を促すきっかけになると思っている」などと訴えた。

 銀川候補は、小学生のころからボランティア活動を続け、社会人になった今も高齢者施設や障害者施設、ホームレスへの炊き出し活動などを継続して行い、大学では社会福祉学を専攻、社会福祉士の資格を取得し、高齢者福祉を専門としていると自己紹介し、「老後の不安をなくすことは若い人たちが活力を持って今を一生懸命生きることにつながる」「同時に介護と子育て、介護と両立に悩むご家族の皆さまの切実な声もたくさん聴いてきた。私は高齢者の皆さまを介護するご家族の心と体のケアをしっかりと行っていくことができる体制を整えていく」などと訴えた。

 司会は、東京都第13区北條智彦総支部長が務めた。