民進党の野田佳彦幹事長は27日、東京都議選の練馬選挙区から立候補している、あさの克彦公認候補者の応援で光が丘を訪れ街頭演説を行った。長妻昭、武正公一、木内孝胤の各衆院議員、有田芳生、小林正夫の両参院議員、自治体議員ら大勢が応援に駆けつけた。

 小池都知事が豊洲、築地の両立を打ち出したため、これまで投じた6千億円が1兆円、2兆円へと膨らんでいくとの懸念を示した野田佳彦幹事長は、「小池さんのイエスマンばかり集まって、具体的に仕事を進めることはできない。収支の見通しを立て、財源を確保していく。税金を1円たりとも無駄にさせない。民進党のエースであるあさの克彦候補が絶対に今の時代に必要だ。練馬区では何と言っても、実績は抜群のあさの克彦に1票を託していただきたい」と強く支持を訴えた。

 「あさのさんにほれ込んでいる」と切り出した長妻昭議員は、あさの克彦候補について「これまで何度も一緒に仕事をしてきた。政治家としての追及力、政策立案能力、人をまとめてチームとして最大の力を出す。大変すぐれた、ぶれない政治家だ」と絶賛し、支持を強く呼びかけた。

 あさの克彦候補は、自身がぶれない政治家と呼ばれることに触れて「長いものに巻かれて人気者にすり寄って、(そういう政治家は)一体誰の方を向いて政治をしているのか。私は国民、主権者の方を向いて政治がしたい」と表明。

 これまで2期8年都議として、毎週のネット討論、ミニ集会で都民の声を聞いてきたが、全ての声を聞けていないとの考えから、全ての配布物に自分の携帯電話番号を記載したことを紹介。その本意について「政治に意見や質問がある。助けてほしい。その声に応えるのが政治家ではないのか。皆さんが本当に政治家を信用できると、そう思う世の中を創りたい」と力強く訴えた。