野田佳彦幹事長は30日夕刻、東京都議選に品川区選挙区から立候補しているあべ祐美子党公認候補とともに、大井町駅前で街頭演説を行い、支援を訴えた。

 野田幹事長は、稲田防衛大臣が都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」などと述べ後に撤回した問題や、加計学園の問題、共謀罪の問題など、安倍政権の失言、疑惑、自民党・公明党の強引な国会運営を批判した。

 また、自民党の竹下亘国対委員長が「都議選の結果も一つの要素。総合的に判断する」とし、野党4党が憲法53条の規定に基づき要求している臨時国会開会要求に応えようとしていない姿勢を批判し、「今回の都議選は国政と極めて密接に関係している」ことを強調した。

 あべ候補は、「区議会議員の10年間の経験と、17年間新聞記者をしてきた目線で行政の政策、税金の使い方をチェックしてきた。その経験を生かして、暮らしを第一に大切にする都議会を作っていく」と述べ、支持を訴えた。