民進党の野田佳彦幹事長ら豪雨等災害対策本部役員は20日、総理官邸に菅義偉官房長官を訪ね、九州北部で起きた豪雨災害に関する緊急申し入れを行った。菅氏は「緊急申し入れはまさに必要なことだと思っている。できることはすべてやるという思いで、しっかり対応させていただきたい」と応じた。

 申し入れは、福岡県・大分県の現地視察、関係省庁からのヒアリングや地元県連からの報告等により、被害状況の把握と、被災者の方々の緊急要望等を集約したもので、以下の7項目の提言からなる(概要全文はPDF参照)。

1.被災者の救助等 
2.激甚災害の指定 
3.被災者生活支援の強化
4.地方公共団体に対する財政支援の強化
5.ライフライン、交通インフラ、公共土木施設等の早期復旧
6.産業復興支援
7.ボランティア支援

 申し入れ後、記者団の取材に応じた野田幹事長は「いま7名の方がまだ依然として行方不明である。そういうことを含めた被災者の救助、激甚の指定を早期に行うこと、田畑・家、まさに生活の糧を失った方がたくさんいるので被災者生活支援の強化、さらには地方公共団体に対する財政支援の強化、ライフライン・交通インフラ・公共土木施設等の早期復旧、産業復興支援、ボランティアの支援の7つの具体的な項目を説明し、(官房長官からは)全力で取り組むという趣旨の回答があった」と説明した。

 松原仁、小宮山泰子の各衆院議員、野田国義、芝博一、大島九州男、古賀之士の各参院議員、楠田大蔵福岡県第5区総支部長(元衆院議員)が同席した。

PDF「九州北部豪雨災害に関する緊急申し入れ」九州北部豪雨災害に関する緊急申し入れ