民進党「女性議員ネットワーク会議」北関東ブロックは19日、山尾志桜里国民運動局長と「聞きたい!知りたい!伝えたい!山尾志桜里さんとわいわいトーク」と題する講演会を栃木県宇都宮市で開催した。

 冒頭、北関東ブロック世話人の山本正乃埼玉県議会議員より、女性議員ネットワーク会議が取り組んでいる「女性議員プラスワンキャンペーン」について説明があり、「身近な問題を解決するために、ここから政治を志す女性が一人でも多く増えてほしい」とした。

 山尾国民運動局長は、「政治家になるなんて考えたこともなかった」と切り出し、検事として担当したホームレス殺害事件をきっかけに「誰かがやらなければいけないなら、やってみようか」と民主党(当時)愛知県連の公募に手を挙げたこと、さらに、議員になってから出産、落選を経験したことで、「普通の家で、普通の感覚で、生活している人の立場に立った女性議員が必要」であり、「女性の声を届けて、社会を変えたい」と活動してきたエピソードを紹介した。その上で、待機児童や高齢化、社会保障の財源、憲法と安全保障の問題に言及し、政治とは「男のロマンでやりたいことをやるのではなく、求められたことをやる」ものだとした。

山尾志桜里国民運動局長

 参加者との意見交換では、非正規雇用、大学の学費、消費税の使途等について提起があった。山尾国民運動局長とともに壇上に上がった北関東ブロック各県担当議員からは「税金の使い道を変えるためにも、地方議員は民進党の国会議員を増やしたいと思って日々活動している。皆さんからも声を上げてほしい」と呼びかけた。

 司会進行は平木チサ子栃木県議会議員が務め、開会あいさつを設楽詠美子茨城県議会議員、閉会あいさつを加賀谷富士子群馬県議会議員が行った。