党熊本県連所属の地方自治体議員などでつくる地方自治体議員フォーラム熊本は18日、「これからの民進党組織・運営の改革」と題する講演会を熊本市内で開いた。党本部から中川正春衆院議員(党の戦略・組織・運営に関する改革本部座長)が出席した。

 中川衆院議員は講演の中で、「昨年の衆院選挙後、大塚代表の下で改革本部が立ち上げられた。悔しくも3つに分かれた政党の中で、地方組織をしっかりと維持してきたのは民進党であり、その中で自治体議員の皆さん方がしっかりと活動し、サポートしていただいたことはわれわれの勢力の宝であり、これからの改革で地方組織がどれだけ本物になれるか、新たな挑戦ができるかが決まってくる。その上で、今まで作り上げてきた地方組織の基礎に対し、さまざまな要素を取り込みながら新しいステップに進むことを考えて行くことで地方組織を維持・強化していきたい。われわれは3つに分裂はしたが、次の統一地方自治体選挙、参院議員選挙では、どこも単独では戦えず、何らかの形で連携を取らなければ共倒れになってしまう。そのようにならないために一致協力していくための連携軸の中心に民進党がいなければならないと言うことが議論の出発点だ」と述べた。

 また、各地でさまざまな事情を抱え、多様な運営を工夫している地域活動や自治体議会の中で民進党が連携軸の中心となり、意見交換できる懇談会などを行い、連絡協議会などの機会を設け、友党との統一会派や地域政党を結成して連携の下地を作ってほしいと期待を表明した。

 講演後には自治体議員、県連常任幹事、マスコミ関係者を交えた懇談会を行い、中川衆院議員は参加者のさまざまな生の声に耳を傾けた。