民進・希望の両党は14日午前、草津白根山の火山活動の状況と風評被害対策、1月からの大雪による被害状況と対策について合同で政府からヒアリングを行ない、意見交換を行った(写真奥左から民進党の浜口誠参院議員=司会、増子輝彦幹事長、希望の党の古川元久幹事長、小宮山泰子衆院議員)。

 増子幹事長は冒頭のあいさつで、「草津白根山の噴火は一段落しつつあるものの、風評被害で苦しんでいる草津白根山近辺の観光業の支援が必要。また、豪雪被害の早急な対策等について万全を期す必要があり、民進党としても協力を惜しまない」と述べた。

 また、民進党全国青年委員会(田辺一城委員長)らが11日から12日にかけて福井市内で状況調査と雪かきボランティアに参加した旨を民進党の伊藤孝恵参院議員がヒアリングに先立って報告し、同委員会から党本部への要望書の内容を紹介した。

 会議では参加議員から「観光庁が草津白根山等の状況を海外発信するにあたっては正確に行うべき」「ガソリン・灯油等の供給不足の早期解消」「農業、特にビニールハウスなどの被害対策や新規就農者に対する支援」「中小企業支援や、報道にあった突然の出勤・就業停止要請の在り方」「国道8号線などの初期対応の遅れと今後の対策の迅速化」などの意見・要望が出された。

 民進党からは足立信也政務調査会長、大島九州男参院議員、小林正夫参院議員、徳永エリ参院議員らも出席した。