無所属の会と民進党・新緑風会に所属する衆参農林水産委員会の委員らが5日、農林水産業への豪雪被害対策を求めるため、農林水産省を訪れ、齋藤健大臣に申し入れ書を手渡した(写真上は左から徳永エリ参院議員、金子恵美衆院議員、舟山康江参院議員、齋藤健農水大臣、田名部匡代参院議員、小川勝也参院議員)。

 本年2月から降り続いた大雪により、農作物、農業ハウス、畜舎など広範囲かつ多大な被害が発生していることから、申し入れ書では(1)迅速な被害状況の把握(2)激甚災害指定の検討(3)2013年度大雪の際に実施された「被災農業者向け経営体育成支援事業」と同等の農林水産業に対する支援――を求めている。

 出席した議員らは、それぞれ地元の被害状況を齋藤大臣に伝えた。この中で特に北海道選出の徳永議員は「普段は雪が多くは積もらない日高地方で、今回の大雪で被害が多発している。新規就農者も多い地域なので、今後も営農継続できるよう支援をお願いしたい」と話した。齋藤大臣は、「地元の声を聴かせていただきありがたい。農業者の営農意欲を損なわないよう農水省としてもしっかり取り組んでいく」と応えた。

PDF「豪雪被害に関する申し⼊れ」豪雪被害に関する申し⼊れ

齋藤農水大臣と意見交換する出席者ら

齋藤農水大臣と意見交換する出席者ら