民進、自由、社民の野党3党の参院議員が26日午前、財務省「森友文書」改ざん問題を巡り、詐欺罪などで大阪拘置所に勾留中の前理事長である籠池泰典被告と接見した。民進党からは「森友学園・加計学園疑惑調査チーム」事務局長の矢田わか子参院議員が参加した。

 接見後の記者会見で矢田議員は、開校予定だった小学校の名誉校長を一時務めていた安倍昭恵総理夫人に対して、籠池氏が月に1回程度校舎建設の状況について携帯電話で報告していた(ただし、留守番電話で直接連絡がつかないこともあった)ことなどの説明を受けたと報告。籠池氏の発言がすべて本当であるかは不明であるとしたうえで、真実の確認のためには関係者全員の聞き取りが必要であるとの認識を強調した。

 この日籠池氏と接見したのは、矢田議員のほか自由党の森ゆうこ議員、社民党の福島みずほ議員。立憲民主党、希望の党、共産党の3野党の衆院議員の23日の接見に続き2回目となる。