民主・維新両党は10日夜、党名検討チームを開き、両党それぞれが提案する党名案として、民主党は「立憲民主党」を、維新の党は「民進党」を発表した。今後、この2案について12、13日に世論調査を行い、その結果に基づいて新党名を決める。

 会議終了後、両党の担当者が記者会見を行い、それぞれの党名について提案理由を説明した。民主党の赤松広隆議員は「立憲民主党」について「立憲主義によって真の自由と民主主義を断固として守り抜いていく。『安倍政権の下で日本の政治、社会は大丈夫か』という心配を国民の皆さんから頂いている中で、民主と維新が一緒になって、幅広い国民の皆さんと連帯して立憲主義を守る大きな渦を作っていきたい。この党名の下にみんなが結集して、日本の民主主義と自由を守っていこうという思いだ」と説明した。

 維新の党の江田憲司議員は「民進党」について「読んで字のごとく、民(=国民)とともに進む政党なんだ、常に国民の立場に立って政治を進めていくのだという意味を込めた。さらに『進』という字は進化、進歩という言葉があるように、改革(イノベーション)を前進させていくんだという意味も込めた」と述べた。