4月24日に行われる補欠選挙候補予定者の池田真紀(まき)さんの動画メッセージが流れたのち、泉健太(ケンタ)さんが登壇し、参院通常選挙の前哨戦と位置づけられる衆院補欠選挙の勝利に向けた決意を表明した。

■衆院北海道5区補欠選挙候補予定者 池田まきさんメッセージ=全文

池田まきさん

 民進党の結党大会誠におめでとうございます。決戦まで30日を切り、北海道5区補欠選挙では相手候補の後姿が見えるところまでやってきました。1人でも多くの有権者の方とお会いするため、残念ですが本日の歴史的な大会には出席を断念しました。今回の選挙は単に欠員を補充する補欠選挙にとどまらない、平和が守れるか、人権が守れるかどうか、戦後民主主義、立憲主義にとって、とても大事な選挙です。

 私は多くの市民の皆さま、そして民進党はじめ多くの野党の皆さまのご支援を得てここまできました。しかしまだまだ与党の厚い壁が立ちはだかっています。この壁を何とか打ち破らなければいけません。結成された民進党の最初の戦いです。京都3区の泉健太さんとともに勝利することで安倍政権の厚い壁に風穴を開けたいと思っています。ずっと平和を、もっと安心を、誰1人置いてきぼりにしない社会を実現するため、私は最後まで戦い抜いていきます。

■衆院京都3区補欠選挙候補予定者 泉健太さん決意表明=全文

泉健太議員

 民進党が結党いたしました。そして、この民進党の結党第1号の公認候補として、この京都3区補欠選挙は戦い抜いていきます。

 今回の京都3区補欠選挙はたいへん残念ですが、自民党議員の不祥事による補欠選挙となりました。党を越えて地元の有権者の方々がどれだけ政治に不信感を抱き、幻滅を覚えたか、私は今回、政治の信頼そのものの回復を訴え、多くの有権者の党派を超えた期待を背負って戦い抜いていきたいと思います。

 この民進党が国民とともに進むという理念を掲げて結党したことは、多くの有権者にとって励みになると確信しています。国民とともに進むだけではなく、国民のために進む、そして何より国民として進むということです。政治家として国民に謙虚に、そして権力に謙虚な集団として、憲法や法律にも謙虚な、誠実な集団として、私たちは今日から歩みを始めることになります。北海道5区とともに京都3区補選で勝利をし、来る参院選挙、場合によってはダブル選挙もあるという展開のなか、国を大きく変え、真に国民の生活に資する政治をみんなで作って行きましょう。

■「国民とともに進む民進党、一致団結してがんばろう」 

 続いて、党幹部役員、泉さん、全女性議員、若手議員が登壇。政務調査会長に選出された山尾志桜里衆院議員の音頭で参加者全員で「国民とともに進む」という思いを込めて「ガンバロウ3唱」コールを行った。

 コールの前に山尾政調会長がマイクを握り、「ここには男性も女性も、政治経験豊かな先輩も私のような若輩も、地方議員も国会議員も、地元で必死に活動を行っている候補予定者もそして現職もいる。昨日まで進んできた道はさまざまだが、今日、ここに志を一つに集まった。今日からはみんなで一緒に国民とともに進む、それが民進党だ。これが民進党初のガンバロウコールになる。北海道5区池田まきさん、京都3区泉健太さん、4月24日の補欠選挙を何としても勝ち抜き、次なる夏の戦い、全力で国民の声とともに勝利するため、国民とともに進む民進党、一致団結してがんばろう」と力を込めた。