民進党結党大会で代表代行の1人に就任した江田憲司衆院議員は、大会終了後に記者団の取材に応じた。

 江田代表代行は、「国民とともに進む、特に社会的弱い立場にある人とともに進むのが民進党だ。安倍1強政治は、どうしても強い者をさらに強くすればそのおこぼれが弱い者にいくという発想、政治だが、それでは絶対に日本の未来は切り拓けないと確信している。代表代行として微力ではあるが国政選挙、さらには政権交代を目指して一生懸命やらせていただきたい」と決意を表明。特に自身の役割について、「これまでのみんなの党、維新の党の原点たる改革のスピリットを新しい民進党に吹き込んでいくのが私に課せられた使命ではないか」と述べた。

 これまでの第3極から今回野党第1党の立場になったことには、「決して第3極に甘んじているということを申し上げたつもりはなく、自民党であれ旧民主党であれ、政権交代可能な政治をつくるんだという思いでやってきた。その時々の時代の要請で第3極もあったが、これからの日本の政治は2大政党に収れんしていくと思うので、国民の皆さんに2つのうち1つを選択していただく政治体制をつくっていくのがわれわれの責務だと思う。共産党と公明党は残ると思うが、それ以外は自民党と民進党と、2つの流れに収れんしていくと思うし、そうしなければいけないと思っている」と述べた。