岡田克也代表は憲法記念日の3日、市民団体が東京・江東区有明の東京臨海広域防災公園で開いた憲法集会であいさつした。

 岡田代表のあいさつの要旨は次の通り。

 「去年の秋に、皆さんに支えられてわれわれ各党は国会での審議をとことんがんばることができた。皆さんの応援に心から感謝する。安全保障法制、安倍総理は成立したと言っているが、憲法違反の法律は、いくら時間がたっても憲法違反だ。これを廃止に追い込まなければならない。力を合わせてがんばろうではないか。そして最近の安倍総理、まず1月に、参院選挙で3分の2を改憲勢力で取るんだと明言した。国会の審議の中で憲法9条の改正に何度も何度も言及した。最近は、憲法改正を議論しないのは無責任な勢力だと明言した。皆さん、安倍総理が目指しているのは、参院選挙で多数を得て、憲法9条の本丸に切り込む、これを改正すること。限定された集団的自衛権どころか、限定のない集団的自衛権の行使をやり抜くというのが安倍さんの魂胆だ。皆さん力を合わせてこれを絶対に阻止しようではないか。夏の参院選挙、もう2カ月しかない。われわれ野党、力を合わせてこの選挙を戦い抜いていく。どうか皆さんのご支援を心からお願いする」