民進党の大塚耕平代表は28日、東京・代々木公園で開かれた連合の第89回メーデー中央大会に参加し、各団体が設置しているブースを巡り参加者と懇談した。分党を決定し国民民主党に合流する希望の党の玉木雄一郎代表も一緒だった。

 参加後に両代表はメーデー会場内で記者団の取材に応じた。

 メーデーに参加した感想を求められると大塚代表は、「絶好のメーデー日和で、やはり日本は、働く皆さんが幸せを感じられる国でないとだめだなとあらためて痛感した。賑やかでいい気分だ」と述べた。玉木代表は、「働く人がハッピーになるような政策を進めていかなければならないし、働く者の立場に立った政党を新たに大塚代表と一緒に立ち上げていきたい」と力を込めた。

 連合が主に支援する政党が国民民主党と立憲民主党の2つとなるなか、今後の連合との関係を問われると大塚代表は、「連合にはこれまでも支援いただいているし、国民民主党は連合としっかり連携して、働く皆さんや国民の皆さんのための政治をする。国民民主党と立憲民主党とで民主連合になれば良いなと思っている」と説明した。玉木代表は、「力を合わせて働く人のために、働く政党のもう1つの軸として立憲民主党とも力を合わせて、働く者の福祉の向上にしっかりと努める政党にしていきたい」と意気込んだ。