枝野幸男幹事長は14日、栃木県小山市内で藤岡隆雄(ふじおか・たかお)党栃木県第4区総支部長の後援会が開いた「藤岡隆雄発進の集い」に参加した(写真上はあいさつをする藤岡隆雄党栃木県第4区総支部長)。

枝野幸男幹事長

枝野幸男幹事長

 あいさつに立った藤岡総支部長は安倍政権打倒に向けた戦いがこの集会でスタートする旨を述べ、「最高の仲間の皆さまとこの日を迎えられ感激している」と会場を埋め尽くした1400人の参加者に謝辞を述べた。安倍政治に対して「いてもたってもいられない」思いだとして、株価政策でしかないアベノミクスや安保法制の改悪などを取り上げた。藤岡総支部長は、「若い世代の希望と安定をかなえるためにもこれからの政治は質を上げなくてはいけない」と訴え、「本当に支援が必要な人に手が届く政治を行っていく」と締めくくった。

 党本部来賓として駆け付けた枝野幹事長は藤岡総支部長の日頃の地道な活動を称えた。民進党綱領に「未来への責任」を掲げたことを紹介し、少子高齢化対策について責任を持って行っていくと表明。安倍政権の経済政策については、民主党政権時代よりGDP値が低い実態を引き合いにし「国民がアベノミクスの恩恵を実感できないことは至極当然だ」とした。「弱肉強食社会、自己責任の社会なら政治はいらない」と安倍政権の目指す社会を切り捨てたうえで「明日の日本、明日の栃木は変えられる。藤岡総支部長のような若い有能な人材を国会に送り出すことが重要だ」と語った。

 参院選挙栃木県選挙区から立候補予定の民進党推薦の田野辺隆男(たのべ・たかお)候補予定者も登壇し、安倍暴走政治にストップをかけるための自身の決意を力強く訴えた。

会場は1400人の参加者で埋め尽くされた

会場は1400人の参加者で埋め尽くされた