民進党は25日夕、参院選マニフェストの内容を議論するため全議員政策懇談会を党本部で開いた。

  党マニフェスト企画委員長の長妻代表代行は冒頭のあいさつで、「マニフェストは多くの皆さんのご意見、『次の内閣』や全議員懇談会、地方組織とのウェブ会議、メール等々でご意見をいただいた。それらの意見を勘案してマニフェスト企画委員会で議論をし、意見を一定程度反映、民進党の考え方を示していく原案を作った」と多くの意見を取り入れたマニフェストができあがりつつあることを報告。また、マニフェストとは別に詳細な政策集を作る作業を進めていることも説明した。

  全議員政策懇談会終了後、マニフェスト企画委員会の委員である大串博志政調会長代理が記者団の取材に応じた。大串政調会長代理は「いろいろな意見をいただいたが、概ね(マニフェスト企画委員会と岡田代表に)一任をいただいたというのが結論」と述べ、全議員の議論はこの日で最後であると説明した。マニフェストの内容については「消費税については岡田代表が党首討論で述べたところを前提に本日法案を出したが、この部分を論点に書き込む。TPPについては1月19日に旧民主党と旧維新の党で中間意見をまとめているので、それをベースに意見をまとめていくことになる」と説明した。