蓮舫代表代行は28日、愛知県一宮市を訪れ、次期衆院選に愛知10区から立候補予定の安井美沙子参院議員が開いた「政治寺子屋」に出席。政策課題について討論し、会場の参加者と交流した。7月の参院選に立候補予定の斎藤嘉隆参院議員も参加し、あいさつしました。

 蓮舫代行は日本の人口問題について講演した後、安井議員とのトークセッションのなかで、保育士の待遇問題に関し、「給与を上げても地域間の差があると、給与の高い東京などに有資格者が行ってしまい、地域は保育士不足になる。子育て支援の第一歩として、給与は地域差なく同じにするほうがいい。それから先の運用は、県や市町村の裁量に任せるという法律を、私たちは子ども子育て支援法として通した。3000億円の予算を充てて支援しようという内容だったが、安倍内閣はいまだに予算を手当てしていないので残念」と発言した。

 安井議員は自らの経験も踏まえて、仕事と子育ての両立が困難な状況を訴え、「保育士も出産適齢期の人が多く、大変だ。保育士の子連れ出勤を認めてほしい。人への投資が回りに回って経済成長につながる」と述べた。

 会場からは奨学金の問題点、児童虐待防止への提起など正鵠を得た意見が出された。

 斎藤嘉隆議員は、大学までの授業料無償化の構想を語り、「実現したい」と訴えた。