枝野幸男幹事長は15日午前、連合の逢見直人事務局長ほか幹部を党本部に迎え、連合が取りまとめた「熊本地震に対する復旧復興に向けた要請」の内容について、今後の施策への反映や政府各方面への働きかけなどについて要請を受けた。連合からは井村和夫、川島千裕、平川則男、井上久美枝各総合局長が同席した。

真剣に耳を

 要請内容は、連合が働く者や生活者の視点から必要とされる追加的対策や改善策を構成組織や地方連合会を通じて調査し取りまとめたもの。主な項目は(1)ライフライン・インフラ・公共施設関連(2)教育・学校関連(3)生活支援関連(4)企業支援関連――。

 要請を受けて枝野幹事長は、「大変にきめの細かい、目の行き届いた要請内容だ。要望の実現に向け迅速に対応されるよう政府に働きかけていきたい」と応えた。意見交換では、JR九州中心に鉄道網の復旧が進まない部分への支援要請や、熊本城の復興への取り組み、大分・鹿児島など近隣県にも広がる観光産業への影響についても話し合った。

PDF「熊本地震に対する復旧復興に向けた要望書」熊本地震に対する復旧復興に向けた要望書