辻元清美役員室長は23日、石川県羽咋市を訪れ、参院石川県選挙区に無所属・野党4党推薦で立候補した、しばた未来(みき)候補の街頭演説会に参加した。

しばた未来候補

しばた未来候補

しばた未来候補

 「安倍政権に何とかくさびを打ちたい思いでいっぱい」と言うしばた未来候補は弁護士として活躍。集まった聴衆に、「日本中どんな地域にいても安心して命を全うすることができる。そんな社会を築きたいと思って参院選を戦っている」と意気込みを述べ、「地方にとって大切なのは農業。豊かな里山、里海を守っていくために必要なのは農業の振興ではないかと思っている」と農業の大切さを強く訴えた。しばた候補は3年半前に自民党が「TPP絶対反対」を掲げて大量の当選者を出したにもかかわらず、その後は手のひらを返したように「TPP絶対賛成」になったことを引き合いにして「与党の国会議員に絶対できないことがある。地方に住む私たちのために正しいと思う政策を貫くこと。ぜひ皆さんにお願いしたい。私にぜひ皆さまの力をお貸しいただいて、皆さまのために皆さまの声を国会に届ける。その役割をぜひとも果たさせていただきたい。自分の保身のために、だめなことを良いという、あるいは必要なことを言わない、そんなことは絶対にしない。皆さんの前にお約束します。安倍さんが右と言ったら右しか向けない、左と言ったら左しか向けない、保身のために空気を読んでる自民党の国会議員はこれ以上は石川県にいらない。皆さんの声を私にお預けいただきたい」と支援を求めた。

辻元清美役員室長

辻元清美衆院議員

辻元清美衆院議員

 「昨日、しばた候補の第一声の姿をフェイスブックで見て、(しばた候補の履いている)短めのパンツを合わせてきた。この二人、この姿でぜひみなさん国会に送っていただきたい」と辻元議員は会場を和やかにした。「未来さんが立候補してくれると聞いたとき、本当にうれしかった。私たちすでに国会で働いている女性議員全員が応援に行きたい。それぐらい素敵な候補者が立候補してくれた」と待望の女性候補の出馬を歓迎した。また、4月の北海道での衆院補欠選挙を例に出して「北海道の補欠選挙で、池田真紀さんという女性が立候補した。少しの差で自民公明の候補に惜敗したが、無党派層の7割が池田さんに投票してくれた。野党候補を1人に絞ってほしいという声が北海道でもどんどん広がって、7割にまで到達した。国民・市民の皆さんの声に応えて皆で力を合わせようと、しばた未来に結集しているのではないか」と辻元議員は無所属の野党女性統一候補を盛り立てて力を合わせて行こうと訴えた。

 「総理はアベノミクスのエンジンをどんどん吹かすと言っている。空ぶかしになって、国民の生活が壊されるんじゃないか、弱い人が切り捨てられるんじゃないか、そんな心配を持っている。もう一つは憲法9条に手をつけて、本当に全面的に戦争できる国がこの道の先に待ち受けているのではないか。今度もアベノミクスと言っているが、必ず憲法9条改正を、これが安倍総理の悲願なのでやってくる。どうか皆さん、子どもやお孫さんのために二度と戦争しないという憲法9条をバトンタッチで引き継いでいこう。そのために、しばた未来さんに皆さんの力を貸してほしい」としばた候補への支持を呼びかけた。

集まった聴衆と笑顔で話すしばた未来候補

集まった聴衆と笑顔で話すしばた未来候補