岡田克也代表は24日、福島県いわき市で記者団からの質問に応えた。

 福島での野党共闘について、どう捉えているかと聞かれた岡田代表は、「うまくいっていると思う。それぞれの県ごとに(対応の仕方は)あるが、いい形で来てると思う」と答えた。

 福島の復興政策への考えを聞かれ、「われわれの政権時にこの大震災、原発事故が起きた。非常に大きな責任を感じている。だからこそ、われわれはしっかりと対応しなくてはいけない。新しいものは作らない、再稼働については安全性を確認する。そして40年ルールを厳格に運用する。これら与党時代に作った方針を堅持していく。まだ仮設住宅などで生活されている方がたくさんいることをひと時も忘れてはならない」と述べ、今後も復興・再生に力を尽くしていく考えを強調した。

 いわき・双葉郡の復興状況についての感想を求められ、「当時、幹事長だったので、何回も福島に入ったが、思ったよりも時間がかかっている。元の所に帰るか、また新生活を始めるにしろ、安定した生活ができるようにする責任が政府にはある。われわれも全力で取り組んでいく」と答えた。