岡田克也代表は26日、名古屋市を訪れ、伊藤たかえ候補の応援演説を行った。

岡田克也代表

岡田克也代表

岡田克也代表

 「今回の選挙は、1つは日本の平和主義を守るのか壊してしまうのかが問われる選挙」と今回の選挙の2つある争点の1つを切り出した。「海外で武力行使できるそんな国に日本をしてはいけない」と岡田代表は述べたうえで「安倍さんは新年の記者会見で憲法改正の議論を深めたいと言った。今は選挙だから隠している。必ず憲法改正をやってくるのだから、3分の2をとらせてはいけない。どこかに行って戦って殺したりする片棒を担がされるそんな国にしていいのか」と憲法改正をして海外で武力行使ができるようにすることを安倍総理が狙っていることの危機感を訴えた。「もう1つは経済。円安も株高も過去の話。『今までの数年間は追い風参考記録だ』とトヨタ自動車の社長も言っている。これが現実。もう1回経済政策を見直し、方向転換しよう」と経済政策の転換を訴えた。

 「伊藤さんは勢いがある。この調子で頑張れば当選する可能性は十分にある。ぜひ皆さん、伊藤さんの話を聞いていただきた。この普通の感覚がいまの政治に必要だ。ぜひ4番以内に入れて新しい政治が始まる象徴にしようではないか」と強く訴えて演説を終えた。

伊藤たかえ候補

伊藤たかえ候補

伊藤たかえ候補

 伊藤たかえ候補は元テレビ局の報道記者。2児の母親。「初めて街頭演説した日は足が震えていた。もう全然足は震えていない。自分で手を挙げて、民進党の公募に応募して当選した。選ばれた理由は現役のママだったこと、介護に直面している普通の働く悩みを持った女性だったからだと思う」と自身の置かれた立場を述べた。その伊藤候補は集まった聴衆に「二つお願いがあります。どうか普通の感覚、普通に育児をし、普通に介護に直面する普通の感覚を国会に送っていただけないでしょうか。安倍さんは声の大きな人やお金のある人に向いて政治をする。政治は言葉を話せない赤ちゃんや大きな声を出したくても出せないおじいちゃんやおばあちゃんに、障害を持った人たちのためにあるはず。安倍さんの暴走を一緒に止めてください。本当にこのままでは私たちの子供たちは武器を持って堂々と地球の裏側に行ける国になってしまいます」と呼びかけた。そして、「今回は18歳選挙と同時にママ選挙。子どもたちを連れて投票できるようになる。一緒に手をつないで投票に行ってください」と自身と民進党への投票を呼び掛けた。

声援にこたえる岡田代表と伊藤候補

声援にこたえる岡田代表と伊藤候補