新CM「日本国憲法前文」編(1分57秒)編

 民進党は30日、新しいCMとして岡田克也代表が呼びかけるCM「分かちあう」編と「間違っている」編を、および「日本国憲法前文」編(30秒、1分57秒)を党本部で記者発表した。藤本祐司企画広報局長が記者会見した。

 岡田代表のCMは、安倍政権がアベノミクスの成果を吹聴する一方で、育児、教育、雇用、老後生活、格差といった不安が覆う日本社会の矛盾と、実質賃金や消費も低下し国民の8割が景気回復を実感していないアベノミクスを前に、今こそ分配と成長を両立させる経済政策へと転換すべきであると訴求する内容となっている。

 岡田代表がカメラの向こうの有権者に対し、「働く人の4割が、非正規。高齢単身女性の半分が貧困。これを当たり前にしてはいけない」「頑張って働いて、働いて、それでもやっていけない。そんな経済は間違っている」とアベノミクスの矛盾についてデータに基に訴える。「分配と成長を両立させる経済政策へ転換すべき」という思いを「豊かさを、分かち合える国へ。」「暮らしから、豊かにしていきたい。」というコピーに込めた。CMは放送開始は7月1日からで、エリア選定した放送局で流される。

 「日本国憲法前文」編は6月28日よりインターネット広告、6月29日より街頭ビジョン(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡)で展開。選挙が、わが国の崇高な理想と目的(国民主権、平和主義など)を達成するために、いかに根源的で、尊いものであるかを訴求する。約70年ぶりに公職選挙法が改正され、選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる歴史的な年に、改めて選挙の厳粛さと日本国憲法前文の素晴らしさを若者はもちろん世の中に問いかける内容になっている。

 18歳・19歳を中心に、実在する複数の若者がカメラの前に立ち、真剣な眼差しと表情で日本国憲法前文を順番に朗読していき、最後に民進党からのメッセージとして「未来をどうしたいですか。」と問いかける構成。

■岡田克也代表CM「分かちあう」編

■岡田克也代表CM「間違っている」編

■新CM「日本国憲法前文」編(30秒)編