岡田克也代表は30日、秋田県由利本荘市で開かれた政談演説会で講演し、秋田選挙区から立候補している松浦ダイゴ候補の当選に向けて一層の支援を求めた。村岡敏英衆院議員も松浦候補を応援するあいさつを行った。

松浦ダイゴ候補

松浦候補

 松浦候補は、「3年前の参院選で落選した。自分自身の未熟さを反省し、もう一度政治を頑張りたいと、活動を続けてきて、多くの皆さんから声を聞かせていただいた」「安倍総理は、アベノミクスで日本全国どこに行っても経済が、景気が良くなったと言うが、秋田県のどこにそんな地域があるのか。由利本荘市のどこにそんな地域があるのか。私は見たことがない。東京だけがどんどん豊かになって、秋田県はアベノミクスで人口減少に拍車がかかり、格差が広がり、元気が失われている。安倍総理の言うこの道を続けていくのか」と述べ、安倍総理の政策に大きな疑問を投げかけた。

 「安倍総理は、大都会、大企業優先の経済政策をやっている。しかしこれでは秋田県は良くならない。民主党政権の時は、安倍政権の倍も経済成長していた。なぜかというと、子ども手当、高校授業料無償化、農家への戸別所得補償をやったからだ。直接家計を潤す政策をやったからだ。つまり、大企業に減税をやっていても経済成長にはつながらなかったということだ。普通の人たちのお財布を豊かにする、庶民の暮らしの底上げをすることが、経済成長につながると私たちは思っている」と述べ、アベノミクスからの政策転換を訴えた。

岡田克也代表

岡田代表

 岡田代表は、「この3年半は、円安で恵まれていた。だからこの間に、持続可能な社会保障制度に改革する、財政の健全化をする、持続的な経済成長を出来る国にすることをやらなければいけなかった。しかしそういったことがなおざりにされ、金融でお金をパンパンに膨らませ、株が上がって喜んでいたら状況が変わってしまった。トヨタ自動車の豊田社長は、『今までは円安で追い風参考記録だ。これからが正念場だ』と言っている。この言葉は日本に当てはまる。安倍総理は、さらにアベノミクスを進めると言うが、そんなことでは(国民の)生活が壊れてしまう」とアベノミクスからの転換を訴え、秋田県では松浦ダイゴ候補を、比例代表では民進党への投票を呼びかけた。 

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