岡田克也代表は2日、兵庫県西宮市を訪れて参院選党公認のみずおか俊一候補の応援演説を行った。

みずおか俊一候補

みずおか俊一候補

みずおか俊一候補

 「このたびの選挙は大変重要な選挙。苦戦をしている。議席が2つだった今までから1つ増えて3つになった。3つになって『楽になったじゃないか』とお声がけいただくことがあるが、3つになったということで7人の候補者がひしめいて、激戦区になってしまった。私が2期12年間、皆さん方とともに歩んできたこの議席は兵庫県の県民の皆さん方の大切な議席であるし、また切なる願いを込めた声を代弁する議席なので守っていく。応援をお願いします」。みずおか俊一候補はそのように述べて応援を求めた。

 教職の経験もあり、旧民主党政権時代には高校授業料無償化に取り組んだ実績のあるみずおか候補は専門分野である教育について「私は教育への投資が必要だと思う。将来の日本を背負ってくれる子どもたちや若者を国としてしっかり支援していく、若者がしっかりと技術を身に着けて、働く力をつけて社会に出て賃金を得る、しっかり税金を払ってもらう、年金も収めてもらう、そうやって社会をちゃんとつくっていただく。そういうことが必要じゃないか。民進党だけが言っているわけではない。OECDに加盟している先進国各国が口を揃えてその国の発展のために欠かせないのが教育投資だとみんな言っている」と教育への投資が社会をつくるのだと力説し「だからこそ私たちも将来を担う子どもたちにしっかりと支援をしてこの国を任せようじゃないか」と聴衆に対して呼びかけた。

岡田克也代表

岡田克也代表

岡田克也代表

 「私は怒っている」と岡田代表は叫んだ。「公示日から1週間、この1週間で一度もテレビで党首討論を行っていない。幹事長や政調会長同士は行っているが、本来ならトップが出てきて行うべき。今までも党首討論は行っているが、投票前2週間行わないことは前代未聞。自民党が最後の2週間は安倍さんを出せないというからテレビ局が遠慮してやっていない。こんなやり方がいいやり方か」と怒りの事情を説明して聴衆に対して呼びかけた。「選挙戦を通じて、だんだん争点が煮詰まってきて、そこで党首同士がテレビで議論して、皆さんにどこに投票してもらうか判断してもらう。これが民主主義じゃないか。逃げ回って自分で勝手にあちこち好き放題やって、都合の悪いことは答えない。総理宛に質問状を出したが、これも答えない。そんな方法で国民の皆さんに本当のことを言わずに済ませようと思っている。ここに危機感を持たなければいけない」と安倍総理と自民党が国民に判断材料を与えないようにしていると批判した。

 憲法改正については、「私は外交安全保障については現実主義者。外務大臣にも就いた。だが、海外で幅広く集団的自衛権の行使ができるなどということは絶対に認めるわけにいかない。民進党代表として何が何でも認めるわけにはいかない。皆さんもっと声を挙げてほしい。このままいくと与党や、与党か野党かよく分からないおおさかなんとかに3議席とられてしまう。3分の2取るどころか3分の3取られてしまう。それで兵庫の皆さんはいいのか」と危機感を露わにした。

 「水岡さんは現職。一生懸命いままで仕事をしてきた。高校授業料の無償化はじめ35人学級に取り組んだ。与党時代にいろいろなことを実現したし、野党議員としても安倍さんと立ち向かって、間違っていることは間違っていると是正してきた。こういう人を国会からなくしちゃ絶対だめだと思う。皆さんの力を貸してほしい」と実績のあるみずおか候補の議席を失わないように支援を求めて演説を終えた。

みずおか候補