10日に投開票が行われた第24回参議院議員通常選挙で、福岡県選挙区から立候補した新人の古賀ゆきひと・党公認候補が初当選を決めた。

 古賀候補は20時前に福岡市の選挙事務所に入り、集まった約70人の支援者らとともに開票の行方を見守った。20時過ぎに当選確実の報道が流れると、かたずをのんでテレビを見つめていた支援者から一斉に歓声と拍手が沸き起こった。

 古賀候補はあいさつで、政界を引退する大久保勉参院議員の後継として立候補するにあたり、12年前の参院選での大久保議員のイメージカラーであり、古賀候補の好きな色でもあるオレンジを取り入れたことを紹介。大久保議員をはじめ、この選挙戦を支えてくれた一人ひとりの名を挙げながら支援への感謝の意を表した。「全国的な状況を見ると喜んでばかりもいられない厳しい状況だ。私自身も当選の喜び以上にこれからの責任の重大さをかみしめながら今しゃべらせていただいている。どうか引き続き支えていただけるよう、まずは感謝、感謝、感謝の気持ちを述べさせていただきたい」と語り、引き締まった表情で国政への決意を語った。

 あいさつ後に古賀候補としっかりと握手を交わした大久保議員は、自身が身につけていたオレンジ色のポケットチーフを古賀候補の胸ポケットに飾り、後継者へ静かなエールを送った。

握手を交わす古賀候補と大久保勉参院議員

握手を交わす古賀候補と大久保勉参院議員