枝野幸男幹事長は7月15日、日本退職者連合の第20回定期総会に出席し、党を代表してあいさつした。

枝野幸男幹事長

枝野幸男幹事長

 枝野幹事長は10日投開票の参院議員選挙での退職者連合の支援に感謝の辞を述べるとともに、「与党に3分の2の勢力を許したことについては誠に遺憾」としながら、「3年前のどん底からは少しは戻した。いただいた票を足掛かりに反転攻勢の糸口にしたい」との見解を示した。また「戦後70年、諸先輩方が守ってきた平和・一億総中流や社会の安心といった『日本の良きもの』が壊れかけている。われわれはその恩恵を次世代にまでつないでいけるよう、役割を果たしていきたい」とあいさつした。

退職者連合阿部保吉会長

退職者連合阿部保吉会長

 退職者連合の阿部保吉会長もあいさつで参院議員選挙に言及し、「安倍政権の暴走にストップをかけるべく取り組んだが、比例代表選挙に擁立した12人の連合組織内候補が8人の当選にとどまったことは、退職者連合としても大きな課題を残した」と述べた。また「連合、中央・地方の一体的な取り組みにより、100万組織の早期実現を目指す(本年2月現在83万1500人)」と決意表明。各制度の財政の安定を図るため「税と社会保障制度の一体改革」の再構築が必要との考えなど示した。連合からは来賓として神津里季生会長が出席した。