参院外交防衛委員会の閉会中審査が14日に開かれ、大野元裕議員が質疑に立った。

 大野議員は「今般の北朝鮮の核実験に対し、中国、ロシアと協力すべきだ。中国に対してはより高いレベルで強い働きかけが必要だ」と岸田外相に申し入れた。岸田外相は「日中外相の電話会談を実現したい」と答えた。

 さらに大野議員は、「北朝鮮が核弾頭の小型化に成功したとすると、極めて重要な問題だ。事態は新しいフェイズ(段階)に変わってきている」と警告した。

 また、「ミサイル破壊措置命令を常時発出し、それを3カ月ごとに更新するという報道がある」と指摘し、省秘に相当する情報が漏洩したのではないかと、稲田防衛大臣に調査を求めた。

 最後に委員会として北朝鮮の核実験を極めて強く非難する「北朝鮮による五度目の核実験に対する抗議決議」を全会一致で採択した。

PDF「参院外交防衛委員会 北朝鮮による五度目の核実験に対する抗議決議(2016年9月14日)」参院外交防衛委員会 北朝鮮による五度目の核実験に対する抗議決議(2016年9月14日)