民進党と希望の党は10日、新党協議会の下に置かれた組織・規約・選挙に関する検討会の第1回会合を開いた。

 民進党からは、桜井充組織委員長、大野元裕総務・財務局長、徳永エリ参院議員が、希望の党からは津村啓介、大西健介、今井雅人、小宮山泰子各衆院議員が出席した。篠原孝選挙対策委員長は検討会メンバーだが所用のため欠席した。

 両党代表者が冒頭あいさつに立ち、民進党の桜井組織委員長は「待ちに待った、昔の仲間が一緒にやれるということで本当にわくわくしている。ただ、多くの同志の皆さんに参加していただけるような組織・規約にしていきたいと思っているので、希望の党の皆さんと腹を割って話し、いい形で新党が出来上がるようにこれから努力していく」と語った。

 希望の党の津村議員は「桜井議員の発言通りだ」としたうえで、「希望の党は昨年党をつくって衆院選挙を経て、当初思い描いていた形での参院、地方自治体議員との合流はなかなか進まなかったので、規約の枠内でどう党を運営していくかということに年末時点で壁にぶち当たった。希望の党としての規約をどう考えるかという作業を12月から8回ほど会合を重ねて進めてきた。ある時期からは民進党との合流も視野に一定の議論の積み上げをしてきたので、できるだけスピード感をもって国民の皆さんの期待に応える器づくりを前のめりに進めていきたいと思う」と語った。