蓮舫代表は19日午後、東京・池袋での街頭演説を終えて記者団の取材に応じた。

 代表になって最初の街頭演説の手応えを問われ、「敬老の日と言うことで巣鴨を選ばせていただいた。特に女性の方から世代を問わずに支援をしていただいたことは、ありがたかった」と答えた。

 小池都知事の地盤である衆院東京10区の補選では対立の構図を鮮明に出していくのかとの問いに、「都知事を意識するということより、誰が対立候補なのかを意識したい」と述べた。

 今後の党内人事については、「老壮青、適切に選ばさせていただこうと思う。個別具体的な話は出来ないが、いろいろな方の力を借りようと思っている」「新世代の民進党と訴えているが、これは年齢制限を設けたものではない。全体の人事を見て判断して欲しい」と述べた。

 成立から1年たった安保法への今後の対応、南スーダンに派遣する部隊に駆け付け警護を行わせるべきかという質問には、「南スーダンの新任務の是非は、PKO5原則に則って適切に慎重に対応して欲しいと政府には申し上げたい。安保法に関しては、憲法に抵触する部分があるので、基本的には白紙に戻し、私たちが出している領域警備法やPKO法、周辺事態法など、現実的な安保法制を実現するべきと申し上げ続ける」と答えた。

 野党共闘を継続するか否かについては、「補欠選挙については、これまでの基本的枠組みを維持しながら、どういう形が出来るのかこれから詰めたい」と述べた。

蓮舫代表