参院本会議が11日夕に開かれ、第2次補正予算について宮沢由佳議員が反対の立場で討論した。

 宮沢議員は、「アベノミクスの行き詰まりが浮かび上がり、今回打ち出された経済対策は、その失敗を覆い隠すためのもの」と述べ、安倍内閣は「国債を発行して財政を悪化させ、子どもや孫の負担を増加させる」と批判した。さらに、「子どもたちへの手当てが極めて不十分だ。日本全国から、貧困などで苦しんでいるたくさんの子どもたちの悲鳴が聞こえているが、総理はその声にきちんと応えようとしていない」と指摘し、「今の安倍総理からは、日本の子どもたちへの本気の愛を感じない」と迫った。

補正予算への反対を表明する宮沢議員

 宮沢議員は、「安倍総理、日本のお父さんとしての自覚を持って下さい。勇気を出して、今すぐ、子どもたちのために、大胆な政策を行ってください」と求め、「この補正予算は子どもたちの声に応えておらず賛成できません」と反対を表明した。