蓮舫代表の新体制になって再設置された党東日本大震災復旧・復興推進本部(岡田克也本部長)、東京電力福島第1原子力発電所事故対策・福島復興推進本部(細野豪志本部長)と「次の内閣」復興部門(金子恵美ネクスト復興大臣)は22と23の両日、福島県内に入り、連合福島、飯坂温泉観光協会、相馬双葉漁協関係者、飯舘村森林組合及び党福島県連と合同会議を開催し、南相馬市で開かれた第4回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭にも出席した(写真上)。

福島県連と意見交換する岡田本部長ら

福島県連と意見交換する岡田本部長ら

 各合同会議の冒頭、岡田克也本部長は、「被災地の復興には、まだまだ国が責任を持って進めることがたくさんある。民進党として責任を持って国を後押しし、復興への提言もする。そのためにしっかりと被災地に寄り添いたい」とあいさつした。金子恵美ネクスト復興大臣は、先の参院選挙の際に作成した「国民との約束」「政策集2016」、また「復興加速4法案」を示しながら、地域の意見を踏まえて政策をアップグレードしていきたいと説明した。

 一連の会議では、中間貯蔵施設の早期整備、損害賠償後の事業運営と雇用の維持、被災地(南相馬や相馬)の治安対策、原子力災害への関心の風化、漁獲物への風雨評被害、漁場にある震災ごみの除去、里山の早期完全除染等の問題が提起され、意見交換を行った。「政府・自民党の動きは報道等を通じて県民に見えているが、個々の議員等の活動は別として民進党としての動きが見えないので、今回の意見交換会は大いに評価できる」との意見も出された。

 また、23日に南相馬市で開催された植樹祭では、岡田復興推進本部長、大畠章宏同副本部長、金子恵美同事務局長が植樹作業を行った。

 最後に、県連との意見交換の中で岡田本部長は、復興のシンボル事業である「ふたば未来学園」を訪問するなど年内にもう一度福島入りしたい」と表明した。

 一連の日程には、岡田、大畠、金子議員のほか増子輝彦参院議員、田嶋要衆院議員、小熊慎司衆院議員が参加した。党福島県連から亀岡義尚幹事長、髙橋秀樹政調会長、高野光二政調副会長らも参加した。

ふくしま医療機器産業推進機構が導入支援のモデル事業に取り組む介護支援用マッスルスーツの説明を受ける岡田本部長ら

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