10月12日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)結成60周年式典が東京都内で開かれ、全国の被爆者組織の役員約160人が出席。近藤昭一副代表が民進党を代表してあいさつした。

近藤昭一副代表

近藤昭一副代表

 近藤副代表は今年5月27日にオバマ米国大統領が広島を訪問し、核兵器がもたらす悲惨さについて述べたことにふれ、「世界的な核廃絶の取り組みに向けた大きな一歩。われわれも大きなインスパイアを受けた。核廃絶をわが国の国是として追求し、同時に被爆者援護の充実も実現していかねばならないとの思いを新たにした」とあいさつ。

 日本被団協の岩佐幹三代表委員は主催者あいさつで、「被爆者という運命を背負わされた私たちの闘いの道筋は平たんではなかった。残る命の限り核兵器廃絶の実現に力を尽くす」と決意を述べた。

 民進党では「民進党被爆者問題議員懇談会」(髙木義明会長=衆議院議員)で被爆者の健康問題や被爆者認定問題などに対する施策に取り組んでいる。