野田佳彦幹事長は19日、埼玉県朝霞市を訪れ、吉田芳朝(よしだ・よしのり)党埼玉県第4区総支部長が主催した集会であいさつした。

野田佳彦幹事長

野田佳彦幹事長

 安倍総理が各国首脳に先立ってトランプ米国次期大統領のもとを訪問し会談したことについて、「現職のオバマ大統領がまだ在職中にトランプ氏に会うことは非礼に当たるのではないか。また、たった1時間の会談で『信頼できる人』と評するのはいかがか。何か大変焦っている印象を受ける」と言及。これまでの解散総選挙についても、特段の政治課題・争点があるとは言えない状況でも解散したくなると解散するのが安倍総理大臣だと指摘し、「上田知事の門下生でもある吉田支部長なら十分勝ち目のある選挙区。ぜひ勝利して、国政で即戦力の議員として活躍してほしい」と応援の言葉を贈った。

 吉田総支部長は市議、県議として活動してきたこれまでの取り組みについて語ったうえで、総支部長として活動する決意を固めてスタートした自身の取り組みに対してぜひ力を貸して後押ししてほしいと参加者に呼びかけた。

「民進党が、自民党に代わり得るしっかりとした政治グループとなれるよう全力で行動していきたい。自民党が行う相変わらずの公共工事、地方自治体へのバラマキの政治ではなく、教育、子育て支援、福祉人材の確保など、『人への投資』を行う、そういう政治に流れを変えたい」と訴えた。

 埼玉県知事の上田清司知事も応援に駆け付け、吉田総支部長を激励した。会場には定員を超える約200人が集まり、立ち見も出る盛会となった。