参院内閣委員会で13日、いわゆるカジノ法案の採決が行われ、与党などの賛成多数で修正可決した。採決に先立ち民進党の相原久美子議員が反対討論に立った。

 相原議員は、「拙速な審議に重大な懸念がある。参院委員会の審議でも、カジノに対する国民の不安を払拭するにはまったく不十分だ。法案には、さまざまな問題をは含んでおり、国民も慎重審議の声が大きかった」と指摘した。そして法案処理の手続きについて、「議員立法である本法案は、各党間のていねいな合意形成もなく審議入りし、一気に突破するようなやり方だ。合意形成と手続きを重んじてきた立法府のありかたを軽んじるものだ」と厳しく批判し、「到底容認できない」と訴えた。

 採決で民進党は、自民党が提出した、法案中にギャンブル依存症への対応などを明示する等の修正案に反対、本案にも反対した。

内閣委員会での採決