蓮舫代表は5日午後、連合が東京都内で開いた新年交歓会に野田佳彦幹事長らとともに出席し、「チーム民進党で国会に臨む。連合の皆さんと、今年もともに同じ目的を見て歩いて行こう」などとあいさつした(写真上は参加者一同と乾杯する各党、各界の代表者ら)。

蓮舫代表

蓮舫代表

 蓮舫代表は、「箱根駅伝で母校の応援をしていたが、この箱根駅伝から学ぶことが一つある。それは差を縮められても、次の選手が頑張って差を広げる。このチーム力に学ぶところがあると思った正月だ」として、今月末に始まる通常国会に「チーム民進党」で臨んでいきたいと述べた。

 通常国会のテーマの一つとなる「働き方改革」について蓮舫代表は、「まさに今、日本が避けて通れない人口減少の中で、『働き方改革』『働かせ方改革』が最優先事項だ。社長が辞めても、大切な娘を亡くした後では何にもならない。手塩にかけて育てた子どもが過労死で亡くならないためにも、長時間労働の是正は何よりも急がれる」「われわれは法案を提出しているが、政府が出している法案はむしろ逆で、長時間労働を助長するのではないかとそのリスクを心配している」と指摘。「長時間労働を規制するのか、助長するのか。規制を強化するのか、緩和するのか。しっかりと働く皆さんの立場に立って、この国会で堂々と論戦に臨んでいきたい」「連合の皆さま方には、たくさんの政策提言、さまざまな経験をもとに知恵をいただきたい」となどと訴えた。

神津会長

神津会長

 主催者としてあいさつに立った連合の神津里季生会長は、「いま、私たち連合はすべての働く仲間、そして時代を担う人々のため、不条理に敢然と立ち向かい、誰もが将来に不安なく働き、生活できる、持続可能な社会を実現するための運動を展開していかなければならない。そのために、『クラシノソコアゲ応援団RENGOキャンペーン』を通じて、連合の発信力をさらに強化し、社会に広がりのある取り組みを推進していく」「連合は、組織内に集う組合員だけでなく、その外側にいる雇用労働者、社会全体の中で額に汗して一生懸命働いている人たちの思いを代弁して、その人たちのことを考えて政策を実現していく。あるいは支えあい、助け合いの運動を展開していく存在でなくてはならないと考えている」などとあいさつした。