蓮舫代表は18日午後、遊説先の愛媛県今治市内で記者団の取材に応じた。

 衆院愛媛1区での野党共闘について問われ、「でき得る限りの範囲でどこまでできるのかは、政策についても、それぞれの選挙区についても、実務者で調整に入っている」と答えた。

 選挙の時期については、「解散総選挙がないと私たちの仲間は一人も増えないので、いつ総選挙が行われてもいいように準備をしている」と述べた。

 民進党にとって自治体議会の位置付けと立て直しの重要性についての質問には、「国会議員が今なおいない県も相当ある。1人でも多くの仲間を増やすというのはとても大切なことだ」「ここ今治市でもしっかりと勝ってもらうことが私たちの大きな力になる」と述べた。

 通常国会にどういうスタンスで臨むかとの問いに、「実に多くの政治課題がある。安倍内閣の外交は果たしてどうなのだろうか。共謀罪や、それと去年強行採決をされたカジノ解禁法の実施法案。この3つは外せない」と答えた。

 天皇退位問題については、「正式な報告がまだ上がってきていないので、一部の報道の中身についてどうこう言える立場にない。さまざまな論点を掲げてほしい」と指摘した。

 英国のメイ首相がEUからの離脱を表明し、世界経済への影響や日本企業への影響等が考えられる中で、政府にどのような対応を求めていくかとの問いには、「世界経済に、そしてわが国にとっても大きな衝撃だと思う。G7、G20など、政府にはさまざまな場所で、わが国の国益に照らした行動をとってもらいたい」と、注文を付けた。