野田佳彦幹事長は28日、党島根県連が松江市内で開いた「新春のつどい」に出席し、次期衆院選挙に向けてともに必勝を誓いあった。

 野田幹事長はあいさつの中で、安倍政権が2016年度に税収不足から1.7兆円の赤字国債追加発行に至ったことについて、「一部の大企業にしか恩恵がなく、多くの国民や地方に行きわたっていない。アベノミクスが行き詰まっていることは明らか」と指摘し、国会論戦の中で格差が拡大している現状を厳しく追及していく考えを表明。「働き方改革」については、民進党が1日の勤務終了時から翌日の勤務開始までに一定の休息時間(インターバル)を確保することや残業時間の上限を定める長時間労働規制法案を提出していることに触れ、「安倍政権の残業代ゼロ法案は長時間労働を助長する」として労働者・生活者の立場で対決していく考えを示した。

 島根1区の亀井亜紀子公認候補予定者も決意を述べ、来たる衆院総選挙選挙に向けた結束を呼びかけた。