衆院予算委員会で7日、公務員の再就職のあり方と行革等に関する集中審議が行われ、民進党質疑者の5人目として質問に立った井坂信彦議員は、(1)GPIFと米国インフラ投資(2)天下りの再発防止策――等について安倍総理や関係大臣にただした。

 井坂議員は消費者庁の違法な天下りについて取り上げ、「懲戒処分だけでなく刑事罰を科すことを検討する必要があるのではないか」と質問した。山本行革担当大臣は「刑事罰以外の手段をもって規制違反の抑止を図ることができないか、あるいは他の刑事罰との均衡はとれているかといった点も踏まえ慎重な検討が必要」と消極的な答弁。安倍総理も担当大臣の発言を繰り返すのみだった。

 井坂議員は「天下り先の企業に対する規制や取締りが甘くなったり、優遇されたりといったゆ着構造が最大の問題だ」と指摘し、厳しい対応を求めた。

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