野田佳彦幹事長は6日、連合が都内で開いた「2017春季生活闘争・政策制度要求実現3.6中央集会」に出席し、党を代表して連帯のあいさつを行った。本集会は、春闘の山場を目前に全ての組合が月例賃金の引き上げにこだわる闘いに臨むことと、2017年度の政策制度要求実現の取り組みを進めることの意思を固め「クラシノソコアゲ実現」を目指す連合主催の集会で、約1500人が参加した。

野田幹事長が連帯あいさつ

野田幹事長が連帯あいさつ

 野田幹事長は、「政府が経済成長の見通しを誤り、税収見通しを誤ったから年度途中に赤字国債発行の3次補正予算を組まざるを得なくなった。アベノミクスが行き詰っている経済状況であるがゆえに、今次春闘の意味は極めて大きい」と述べ、「それぞれの組合が掲げる月例賃金引き上げにこだわり、しっかりと要求貫徹し勝利することは、『クラシノソコアゲ』に直結し、日本経済が元気になる第一歩だ。歯を食いしばってご奮闘されることを期待する」と参加者を力強く激励した。さらに、後半国会の焦点になる「働き方改革」について「長時間労働の規制など民進党はすでに法案を提出しており、何としても今国会で実現するよう全力で取り組む」との決意も述べた。

 春季生活闘争の中央闘争委員長を務める連合の神津里季生会長は、今春闘の取り組みについて述べた後、民進党に対し「私たちは民進党の最大の応援団だ。今の1強政治はまっぴら御免で、与党と野党の緊張感ある政治を取り戻さなければならない。一方の旗頭としての民進党がゆるがない政策を国民に分かりやすく伝え、国民の真ん中に民進党がいることを強く訴えかけていただきたい」とエールを送った。