3月22日、核兵器禁止条約交渉会議直前の院内集会が国会内で開かれ、民進党から党被爆者問題議員懇談会副会長を務める大島九州男参院議員が出席しあいさつした。

 本集会は、3月27日から国連本部で開催される核兵器禁止条約交渉会議に先駆けて、日本原水爆被害者団体協議会と「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」推進連絡会(以下、連絡会)が主体となって行った国内一斉行動に伴って開かれたもの。

 大島議員は、「政府・与党には、国民の皆さんや被爆者の方々の思いをしっかりくみ取って、それを世界に発信する役割を果たしてほしい。被爆国日本に住む私たち日本人だからこそ持っているこの声を世界に届けてほしいと願っている。今回代表として行かれる方にはぜひ頑張っていただきたい」と述べ、また、「日頃から署名活動や広報活動に励んでおられる皆さまに心から敬意と感謝を表したい」とあいさつした。

 連絡会は昨年10月6日にヒバクシャ国際署名の56万4240人分の目録を国連総会第1委員会議長に提出し、その後、核兵器禁止条約を議論する会議を2017年に開くよう求めた決議を採択した。今回の国内一斉行動での署名活動は広島や長崎をはじめ全国各地で行われ、22日の渋谷での署名活動では251名の署名が寄せられた。これによりヒバクシャ国際署名の累計は172万4266人分となった。