民進党は18日、「次の内閣」会議を国会内で開催した。

 蓮舫代表は冒頭のあいさつの中で、「学芸員をがんみたいに一掃しなければならないと、あまりにも暴力的な発言をする大臣。福島県の自主避難者を『自己責任』と切り捨て、『訴えるなら訴えろ』と間違った発言をする大臣もいる。このような内閣のおごりを決して許してはいけない」と述べるとともに、いよいよ始まる共謀罪法案審議に対して「次の内閣」の総力を挙げて臨むよう要請した。

 民進党の政治改革推進本部、総務・地域主権部門会議が法案化作業を進めている「国会議員関係政治団体インターネット名寄せ一括公開法案(政治資金規正法の一部を改正する法律案)」、内閣部門会議が立法作業中の「公文書等の管理に関する法律の一部を改正する法律案」の議員立法登録を了承した。

 衆院倫理選挙特別委員長提案見込みの「地方議会・首長任期特例法案(平成31年6月1日から同月10日までの間に任期が満了することとなる地方公共団体の議会の議員及び長の任期満了による選挙により選出される議会の議員及び長の任期の特例に関する法律案)」を審査し、国会提出を了承した。

 政府提出の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律の一部を改正する法律案」には修正を求めるが否決されても原案には賛成、「厚生労働省設置法の一部を改正する法律案」の最終的な対応は大串政務調査会長と担当ネクスト大臣に一任、「2015年度予備費」には不承諾を決定した。政調役員会が審査した政府提出の「外為法改正案(外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案)」に賛成を決定したと報告。政調会長から18日提示の同意人事案件を5月16日の「次の内閣」会議で審査できるよう要請があった。