「ミスター年金」こと長妻昭衆院議員は13日午後、情報労連が東京都内で開いた座談会に参加。「年金」をテーマに意見交換した。

 座談会にはそれぞれの年代を代表する形で、NTT労組から中水菜月さん、平塚達哉さん、通建連合(情報通信設備建設労働組合連合会)の高代守さん、KDDI労組の川崎貴史さんが参加し、(1)多くの人々が抱える年金への不安や疑問(2)年金を中心に医療・介護分野での民進党に望む政策――などに関して、1時間強にわたって意見を交わした。

長妻昭衆院議員

長妻昭衆院議員

 不安や疑問としては、「若手世代としては年金が将来的に受給できるのか不安」「受給年齢が上がった場合、一生働き続けなければならないのではないかと思うこともある」「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)での運用方針が2014年に大きく変更され、それまで国内債券が6割を占める安定的な運用だったが、株式比率が高くなって本当に大丈夫なのか不安だ」「去年の臨時国会で年金制度改革法案(いわゆる年金カット法案)が強行採決されたが、それによる影響はどのようなものがあるか」「民主党が政権交代を実現する前に大きく騒がれた『消えた年金問題』は、その後はどうなったか」といった質問が出された。

 民進党に望む政策としては、「待機児童問題と同様に、介護施設が不足し、入所できない高齢者が増えている。介護に関する民進党としての政策はあるか」「現役世代の健康保険料は年々負担が増え、一方で高齢者の医療費自己負担割合が上がるなか、民進党が目指す、医療費のあり方や負担のあり方は」などの質問があり、長妻議員が考えと党の方向性を語った。

 ※座談会の詳細については情報労連の機関紙「REPORT」(ウェブサイト版も展開)に掲載され次第、リンク先をご案内します。