民進党は23日夕刻、「加計学園疑惑調査チーム」の会合を開いた。

 萩生田光一内閣官房副長官が加計学園に有利な条件を内閣府を通じて文部科学省に指示したとされるメールについて、内閣府に確認した。

 メールにある「指示は藤原審議官曰く、官邸の萩生田副長官からあったようです」という文言について、前後の文面から萩生田副長官の指示があったという認識でないと成り立たないと指摘したが、内閣府はあらためて否定した。

 また、昨年10月に萩生田副長官と文部科学省の常盤豊・高等教育局長が面談したことについて、調査チーム座長の桜井参院議員は、「(特区は)関係ないのに官邸になぜ相談に行ったのか」と問うと、「萩生田副長官は、文部科学政務官を経験されており、文部科学省の事務方としては、日常的に文教行政の課題について、説明し相談している」と説明した。

 そこで桜井参院議員は、日常的に議論しているというのであれば、萩生田副長官と議論したペーパーを出すよう求めた。

 また会合の最後に桜井参院議員は「問題点はだんだん整理がついてきている。将棋でいえば詰んでいる。詰んでいるが、最後(まで)認めない」と述べ、今後も継続して調査していく意思を示した。