民進党「加計学園疑惑調査チーム」(桜井充・今井雅人共同座長)は5日午後、日本獣医師会を訪ね、北村直人顧問(獣医師、元自民党衆院議員)から話を聞いた。

 面会を終えて記者団の取材に応じた調査チームの桜井共同座長は、「安倍総理の発言以降、獣医師会の方々がどういう考えでいるかを伺いに来た」と来訪の目的を述べた上で、面会内容について北村顧問から、「安倍総理は獣医師のことを分かっていない。われわれは抵抗勢力ではない。ルール作りの必要性を述べているだけだ。さらに、獣医師という国家資格の意味についても理解をいただけていない」「4条件は満たしていないと思っている。獣医師会の意向と全く違うようなことを言われていることは遺憾である」などの発言があったと説明した。

 今井共同座長は、「今日話を聞いて、安倍政権が獣医師会に責任を押し付けているような印象を拭えなかった。来週閉会中審査が行われるが、やはり安倍総理自身からこの件を説明してもらわないと。来週の審査だけでは不十分なので、予算委員会なりを開いて、安倍総理から説明をしてもらいたいとあらためて思った」と、感想を述べた。

 面会には同チームの升田世喜男衆院議員、礒﨑哲史参院議員も同行した。