党加計学園疑惑調査チーム(共同座長=桜井充参院議員、今井雅人衆院議員)は18日午後、国会内で会合を開き、内閣府、文科省、農水省の担当者に、いわゆる4条件が決められた経緯や獣医学部開設条件の日付の決定過程などををただした。

 会合では、「いわゆる4条件の決定にあたって、各府省間でどういう議論があったのか。またいつどこで誰が決定に関与したのか」「国家戦略特区での医学部新設の件で、国際医療福祉大学に医学部が開設されたが、国際医療福祉大学ありきで始まったもので、いろいろな理屈をつけて一般医学部を作ることになる。これは、加計学園の獣医学部新設と同じような経緯だ」「獣医学部開設の条件に2018年4月開学という期限が昨年11月18日のパブリックコメントで出てきたが、この日付はどこから出てきたのか」などの指摘や質問がなされたが、関係各府省の担当者からの明確な回答はなかった。

 桜井座長は、「決定のプロセスが非常に不透明だ。決定された事項、議論が終わった事項については公開しなくてはならない。なぜ今回の問題がここまでぐちゃぐちゃになっているかというと、公開すべき情報を公開しないからだ。出すべき情報を出してもらわないからいつまでたっても信頼回復ができない」と指摘し、次回の会合ではできうる限りの情報公開をするよう求めた。