前原誠司代表ら新執行部は7日、日本労働組合総連合会(連合)本部を訪問し、連合幹部に新体制発足のあいさつを行った。民進党からは、枝野幸男代表代行、大島敦幹事長、松野頼久国会対策委員長、階猛政務調査会長、長妻昭選挙対策委員長らも同行した。

 冒頭、前原代表が1日の臨時大会で新代表に選出されたことを報告し、今後の政治姿勢について「働く者、納税者、生活者の立場で政治を行っていく。自民党に代わる選択肢をしっかりと示す」と述べ、連合との協力強化を求めた。

 神津里季生連合会長は、前原新体制に対して「大変期待している。連携の度を深めていきたい」と表明。そのうえで働く者のために「将来を切り開いていくための政策・理念を国民に提示してもらいたい」「さまざまな問題を乗り越えて全員野球でお願いしたい」と述べた。

 会談後、前原代表と神津会長はそろって記者団の取材に応じた。新体制発足後初めての連合幹部との会談内容について問われた前原代表は「われわれは働く者の立場に立った政策を実現する。その代表である連合とは連携を密にして党綱領の実現、お互いが共通する社会の実現に向け連携を確認した」と説明した。