前原誠司代表、枝野幸男代表代行、大島敦幹事長ら党新役員は8日、就任あいさつのため国会内の各党・各会派の控室を訪ねた。

 あいさつを終えた前原代表は記者団の取材に応じ、「両院議員総会で骨格人事を決め、本日の(前原執行部として)第1回目となる常任幹事会で主要なポストを承認いただいた。政治には一刻の空白もあってはならない。国会が開かれる準備をしっかりと全党一致で頑張っていくとの思いを新たにした」とコメントした。

 役員人事の狙いを問われると、「誰もが臨時国会や3つの衆院補欠選挙、いつ実施されるか分からない衆院解散総選挙に全力に当たっていくことになる。能力のある方々ばかりであり、しっかりとその能力を発揮してもらうポジショニングができたのではないか」と述べた。その他、国会での委員会や「次の内閣」、調査会といった政策の人事については今後相談をしていくとした。

 あいさつ回りで自由、社民両党などから話があった10月の衆院補欠選挙に向けた連携や協議については、「小選挙区を戦うわけであり、当然ながら候補者は少ない方がいいというのは当たり前のことだ。そういうなかでどういう戦い方をするかについては今後愛媛、青森、新潟各県の地方組織とも話し合いをしながらしっかりとした態勢を組んでいければと考えている」と述べた。