党役員会見に関する基本的な方針について

大島敦幹事長記者会見

2017年9月11日(月)15時00分~15時37分
編集・発行/民進党役員室(項目ごとに編集しました)

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://www.youtube.com/watch?v=JItFUc-DpSs


■冒頭発言 ■質疑

■冒頭発言

○定例会見について

【幹事長】
 きょうが幹事長としての初めての定例会見になります。会見は、月曜日の15時を定例化していきたいと思います。
 先週金曜日の常幹では党務関係の役員はおおむね決まりまして、週末、代表は山梨県に入って、私は講演で山口まで伺って、1週間たって活動も本格化してきたという認識です。

○東日本大震災から6年半に当たって

【幹事長】
 きょうは東日本大震災から6年半となりまして、復興は道半ば、仮設住宅にお住まいの方もまだ2万人以上いらっしゃると認識しています。多くの、原発事故の被災者の皆さんについては、いまだ将来が見えない状況が続いております。
 私としても、当時、与党の政策責任者の1人でありましたので、被災者の皆さんが1日でも早く安定した生活を送れるよう、新体制でもしっかり取り組んでいきたいと考えています。

○「働き方改革」関連法案 法案の分離を要請

【幹事長】
 先週金曜日に政府が「働き方改革」関連法案の概要を明らかにしまして、残業時間の上限規制と、高度プロフェッショナル制度の創設、そして裁量労働制の拡大を一つの法案に一本化したことは、極めて遺憾だと考えています。
 既に民進・自民の国対委員長会談で法案の分離を求めておりまして、民進党としては引き続き分離を強く求めていきたいと考えております。

○北朝鮮のミサイル・核開発への対応について

【幹事長】
 北朝鮮がミサイル発射・核実験を繰り返し、これに対して現在国連で真剣な協議が続いております。北朝鮮の挑発行為については断じて許すことはできず、厳しい対応が必要と考えております。
 こうした問題に与野党はないと考えておりまして、我が党としても政府をしっかりサポートしていきたいし、また政府においては米国・韓国などと連携を密にして国際社会が適切な制裁を判断できるように調整を行って頂きたいと考えております。


■質疑

○原発テロ対策・原発再稼働について

【フリーランス・横田記者】
 北朝鮮の脅威増大に対して、原発稼働を止めるべきだという声があり、訴訟も起きているが、これについてどう受け止めているか。

【幹事長】
 北朝鮮の挑発行為については、断じて許すことができないと考えています。
 それと切り離しても、安易な原発の再稼働については認められないという立場を党としてはとっております。

【フリーランス・横田記者】
 関連して。泉田前新潟県知事は、知事時代に、北朝鮮の脅威が増すと原発テロのおそれがある、それに対して対応が不十分だと。原子力規制委員会の田中俊一委員長にその対応を政府と進めるべきだという提言をしているが、これに対してはどうお考えか。

【幹事長】
 その点について民進党として、やはり避難計画については国の責任を明確にすることを求めておりまして、そうした仕組みはまだ整っていないと考えておりますので、そういうことで、再稼働についてはしっかりとした避難計画をつくることが不可欠ですから、これを抜きにしては再稼働は認められないという立場をとっております。

【フリーランス・横田記者】
 泉田前知事がおっしゃっているのは、まさに避難計画が不十分であることに加えて、北朝鮮の原発テロに対して日本の自衛隊がすぐに対応できない、不十分な態勢になっていると。海上自衛隊・警察の連携が不十分だということを知事時代に繰り返し訴え、田中委員長に会った時にも申し入れたが、田中委員長は柏崎刈羽を再稼働すると。こういう事態は問題ではないか、と指摘しているが、原発テロリスクに対する民進党の考えを伺いたい。

【幹事長】
 今述べられた原子力規制委員会の審議の状況まではまずは承知しておりませんので、繰り返しになりますが、国の責任が明確な避難計画なしには再稼働は認められないというのが党としての立場です。ご理解いただければと考えております。

○衆議院青森4区・愛媛3区・新潟5区補欠選挙について

【新潟日報・長野記者】
 10月の補選について。新潟5区では先日、自民党から泉田前知事が出馬を表明したが、あらためて民進党としての擁立状況を伺いたい。

【幹事長】
 新潟5区の補選については、地元の意向をしっかり聴取しながら進めているところです。これまでの経緯を含めまして、地元の意向をしっかり踏まえながら、党としては県連の皆さんと相談して擁立については考えている、その途上であるという理解をしていただければと思います。

【新潟日報・長野記者】
 県連レベルではあるが、民進党はこれまで連合と社民と3者協議で候補者擁立を検討しており、新たにここに自由党を枠組みに入れて、きょう野党の連合ということで会議をしているが、こういう野党連携の枠組みについてどうお考えか。

【幹事長】
 今回、県連がこれまでの3者に加えて自由党を含めた4者での枠組みを構築されたことは、より強く態勢が整いつつあるなという認識を持っています。

【フリーランス・上出記者】
 補選全体について伺いたい。前原代表は基本的に共産党との連携に消極的なニュアンスのことを言っているが、実際には地域の実情に応じて対応するということで、政治記者の中からは、実質的にはこれまでとそんなに変わらないのではないかと。解散して本選挙になった場合はまた違ってくるのだろうが、補選に関してはこれまでの枠組みをほとんど維持した形でやられるのではないかと見ている方が多い。いろいろな支持者がいると思うが、市民連携を重視される方達に対してはどのような説明を今の段階ではされるか。

【幹事長】
 補選の対応については、今おっしゃったとおり、前原代表も代表選挙の時には、正確にはここには文がありませんが、地域の事情というお話をしていたかと思います。
 したがいまして、各、青森についても、新潟についても、そして愛媛についても、それぞれ地域の事情が違うと思います。候補者の擁立状況、あるいは候補者に誰がなっているかということについて。したがいまして、党本部としてはそれぞれの地域の事情をしっかりと把握しながら、やはり勝てる態勢をつくっていきたいなと考えております。

【フリーランス・横田記者】
 新潟補選に関しては、きのう古賀茂明さんが泉田さんを囲む会に出席して、変節するのは許せないと。原発再稼働に反対していたのに、原発推進の自民党から出るのは許せないということで、落選運動を展開してみずから出馬も検討するということをおっしゃっていた。脱原発派・古賀茂明さん達のグループと連携しながら野党統一候補を立てて、去年の新潟県知事選と同じような方式で自民党に対峙するというお考えはあるかということと、全く考えが違う泉田さんを担ぐ自民党の節操のなさというか、その辺の受け止めも伺いたい。

【幹事長】
 まず、古賀茂明さんの発言については申しわけないですが承知をしていないものですから、そこについて私は言及する立場にないと考えております。
 ただ、政治家として述べれば、やはり発言と行動とは一致すべきだと考えております。これまでの発言と今の行動とが一致することが望ましいというのが、私、政治家としての基本的な考え方だと考えております。

○党内からの意見聴取について

【日本テレビ・黒島記者】
 本日、前原誠司代表が福島県でのぶら下がりで記者団に対して、離党を模索している人に対して大島幹事長のほうからヒアリングをするようにお願いをした、と発言があった。今後のヒアリングの対象者、あるいはスケジュール感、そしてヒアリングによってどういったことを党として対応をとられようとしているのかについて伺いたい。

【幹事長】
 私、民進党に集っていただいている議員の皆さんは、私達の国の今後の政治を担う貴重な人材だと考えています。報道にあった、そういう考え方を持たれている方が党内にいらっしゃるということも承知しております。ですから、できるだけ丁寧に対応していきたいと、私としては考えております。

【テレビ朝日・白川記者】
 関連だが、離党を検討されている方は早ければ今週中にも、という話も出ている。そういった中で、あまり時間もないと思うが、いつからどのように始められるか。もう少し具体的にお聞きしたい。

【幹事長】
 相手があることなので、具体的にどういうイメージかと言われると、なかなか答えづらいところがあります。
 議員としては、報道にあったような内容かどうかも含めて、やはり一つの内容を、個々の議員のお気持ちを私としては確認させていただくということですので、その確認をさせていただく前に、「こういう対応をとる」とかいうことまで言及することは差し控えたいなと考えております。

【読売新聞・山崎記者】
 関連だが、ヒアリングを行う対象者の規模については、どのくらいの人数を想定されているか。

【幹事長】
 これまで報道にあった方については、報道にあったということで、それが議員の本意、お気持ちであるかどうかについての確認を行いますので、報道にあった方が対象になるのかなとは思っています。ただ、それはやはり幹事長としても、報道にあったということを受けて丁寧に対応し、お考えを伺わなければいけないなと考えております。

【「FACTA」・宮嶋記者】
 離党予備軍対策だが、結局女性は、辻元清美さん(幹事長代行)が入ったが、新人の女性は起用されていないし、主要な人事で3回生以下は幹部になっていない。自民党に比べると若手や女性を育てようというのが少し足りないのではないか。だからどんどんまたバレていってしまう可能性があると思うが、「縁の下幹事長」としては若手と女性にもう少し思いやりというか、その辺をどうお考えなのか伺いたい。

【幹事長】
 できるだけ多くの意見を吸い上げていきたいなと考えています。若手の方、女性の方。
 私自身もあまり、1期生・2期生・3期生の時もずっと目立たなくて、真面目にコツコツ仕事を積み上げてきましたから、やはりそういう気持ちって結構大切だと思っていて、さまざまな意見を聞きながら手当てをしていきたいなとは考えています。
 その考え方については、先ほど述べました、この新聞報道にある方について、どのような考え方があるかというのはしっかり丁寧に伺っていきたいと考えています。

【東京新聞・我那覇記者】
 ヒアリングの関係で確認だが、「報道で出ている方」というのは、名前を挙げると、笠さん、後藤さん、鈴木さん、岸本さん、福島さんの5人だが、この方々だと理解してよろしいか。

【幹事長】
 私としては、報道で出ている方は今挙げられた方とは承知をしているのですが、ただ、どういう気持ちでどういうお考えなのか伺ってみないと、あるいは丁寧に対応しながらお気持ちを伺いたいなと思っていますので、そういう対応をとっていきたいなと考えております。それは議員の身分に関することですし、そういうふうに思っているかどうかも含めて、ご本人にしかるべく丁寧に確認してきたいなと思っています。

【東京新聞・我那覇記者】
 時期についてだが、既に先週末に(報道が)出ていて、そんなに長く放置というか、そのままにしておくことはなかなか難しいと思うが、例えばきょう、あすとか、あるいは可及的速やかにとか、今週中にとか、おおよそのスケジュール感はあるか。

【幹事長】
 私のスケジュールとともに、今報道された方のスケジュールもあるものですから、そのスケジュールの調整をしながらしかるべき日程で、ということしか申し上げられないですね、今のところは。

【朝日新聞・竹下記者】
 確認だが、報道に出ている方については、現時点でまだどなたともヒアリングは行っていないということでよろしかったか。

【幹事長】
 そうですね。先ほど述べたとおり、報道であった方の、そういう話があるというのは聞いたことがありますが、報道にあった内容、それを具体的にどうするかということについてはしっかりと、というよりも丁寧に確認していきたいなと考えております。

【神奈川新聞・川村記者】
 先ほど、民進党に集う皆さんは貴重な人材だという話があったが、例えば笠さんと後藤さんの人物評、どのような人材と位置づけていらっしゃるか、簡潔に伺いたい。

【幹事長】
 個人的な人物評というのは、なかなかできないと思います。
 ただ、これまで私達は一緒に仕事をしてきた方でもあるので、ですから、どういうお考えなのかということは丁寧に伺っていきたいなと考えております。これまで一緒に仕事をしてきた仲間、ということですね。

【TBS・牧野記者】
 丁寧に対応していきたいというお話だったが、丁寧に対応されて、もし離党の意向があるような場合には慰留はされるのか。

【幹事長】
 留まってほしいというのは、人の感情としてあると思いますよ。ですから、慰留に努めたいなとは思います。
 ただ、皆さんが本当にそういう意思を持っていらっしゃるのかどうか、まず確認しないといけないものですから。報道ぶり、要はそういう話があるよと私がこれまで聞いてきたのと、本人の意向はやはり確認しないとわからないものですから。そこをある程度予定しながら私がお話しするということではないと考えております。もしもそういう意向があった場合には、要は、慰留はするとは思いますが、ご本人の意思の確認、それを丁寧に対応していきたいなと考えております。

【フリーランス・安積記者】
 離党者以外の議員の方でも、例えば今の党について不満を持っている方はいて、とりわけ前の執行部については意思疎通がうまくできなかったという批判の声が聞こえてくる。かなり重い荷物を残されたとは思うが、新幹事長として、これについてはどういうふうに対応されていくおつもりか。また予備軍が増えるかもしれないので、そのあたりをちょっと具体的に教えていただきたい。

【幹事長】
 前の執行部もよくやっていただいたかとは思います。
 そんなに多くないです、私達の政党に属していらっしゃる方は150人弱ですから。そんなに大所帯ではないですから、私としては、そこは個々の意見を十分に聞きながら、どういう活躍できる環境整備、と言うと偉そうだから、個々の意見をしっかり聞きながら、チームとして信頼感を醸成することが必要だと思っています。お互いにコミュニケーションをとって、お互いに信頼関係をつくることがまず一番、これまで以上にそれをつくっていきたいと考えております。
 さまざまなやり方があるかとは思うのですが、私はどちらかと言えば聞き役ですから、議員の皆さんの持っている思いを伺いながら、「どこに本音があるのかな」とか、「どういう仕事をしたいのかな」とか、そういうことを地道にやっていきたいと考えております。

○次期総選挙での候補者擁立について

【共同通信・飯川記者】
 先日、山口でも伺ったが、離党者への次期衆院選への対応について伺いたい。先日、山口で幹事長は、離党者に対しても公党として候補者を立てていくと。前原代表も、あまねく候補者を立てていくと述べられたが、一方で前原代表は離党された山尾議員に関しては、彼女の選挙区に候補者を立てることは現時点で考えていないとも述べられた。同じ離党者でも離党の経緯によっては候補者を立てないという戦略なのか、あるいは山尾議員が特例なのか。党としてどういう方針をとっていくか、現時点での考えをお聞きしたい。

【幹事長】
 やはり公党としては全ての選挙区に候補者を立てるというのが基本だと思います。
 今の個別の話に、公党としては個々の選挙区にあまねく全て候補者を立てていくというのを基本にしながら考えていきたいなと思います。

【共同通信・飯川記者】
 基本としては重々承知しているが、個別案件、山尾さんに関しては代表がもう明言されているわけだが、これが特例なのか、そもそも今後こういった特例があり得るのか。現時点で構わないので、考えをお聞きしたい。

【幹事長】
 特例になるかどうかは、現時点ではなかなか言及することはできないと思います。やはり選挙は選挙の当日までの間、結構期間がありますので。それぞれの議員のお考えもあるかと思います。ですから、それぞれの議員のお考えをしっかりと受け止めながら、候補者の擁立というのは考えていくということになるかと思います。
 でも、その代表の発言はやはり重く受け止めて擁立作業は進めることになるかとは思います。

○衆議院青森4区・愛媛3区・新潟5区補欠選挙について

【フリーランス・堀田記者】
 9月3日に愛媛3区の白石洋一さんの事務所開きがあり、そこに山尾さんが来た。非常にクリーンなイメージであった山尾さんを送ったが、その日の夜に「週刊文春」から直撃されて、ダーティーになった。それで今、愛媛3区は自民党系が「まじめ」で、民進党系が「不真面目」な候補になってしまった。これをどう大島さんはカバーするか。

【幹事長】
 今ご質問のあった「一議員」については、これは個人に関することなのでなかなか述べられないのですが、我が党の候補者の白石さんは実直で真面目な方です。今、この真面目さを訴えていくことが必要だと私は思っています。
 選挙は、著名な方が選挙区に入られることも力にはなりますが、候補者の持っている魅力を有権者の皆さんにアピールすることが一番大切だと私は思っているのです。ですから、白石さんの、党大会でも、出てきた時に自分の文書を読みながら朴訥と述べる、ああいう感じ、ああいう実直さを選挙区の皆さんにこれまで以上に周知をしてわかっていただけると、白石さんが当選ラインに近づくことになるかなと考えております。

【日本経済新聞・浦崎記者】
 先ほどの新潟5区の件だが、いつ頃までに候補者の擁立をなさる予定か、現時点での認識をお聞きしたい。

【幹事長】
 候補者の擁立がいつ頃かというのは、これは県連の中でも、あるいは先ほど言った新しい枠組みの中での議論もありますから、「いついつまでに」ということはなかなか私としては言いづらい、あるいは伝えられないというところがあります。確かに告示日が近づいているので、できるだけ県連と密に連絡をとりながら、しかるべき候補者を出せるような態勢を、成就するように努力していきたいなと考えております。

○北朝鮮の式典への元議員の参加について

【産経新聞・奥原記者】
 一部週刊誌の報道で恐縮だが、平岡元法務大臣が、もう政界を引退されているが、北朝鮮に8月13日から17日、金委員長を称える人士として招待され、そこでミサイル開発を担う科学者らと交流をしたと報道があるようだ。先ほど幹事長から、北朝鮮の核開発は断じて許すことができず、この問題の対応については与野党関係ないというお話があったが、OBの方がこういった行動に出ることについてはどのように思われるか。

【幹事長】
 まだ事実として確認していないものですから、まずは事実確認したいなと思います。まずそれについて確認しないと、何とも言えないのが私の立場です。

○「人づくり革命」について

【文化放送・山本記者】
 きょう夕方、政府が「人づくり革命」の、「人生100年時代構想会議」という有識者会議第1回目を開催する。学び方、学び直しとか教育の無償化、働き方、それから全世代型の社会保障に改革するなど、多岐にわたるテーマが盛り込まれているが、前の政策の担当者でもあった幹事長に、これをどう分析されて受け止めていらっしゃるのか伺いたい。

【幹事長】
 今の時代は、私の考えとしては結構大変な時代に入っていると思っていて、これまでは一つの技術・技能を身につければ一生食べていけた時代で、たぶん今の70歳くらいの団塊の世代の皆さんは、一つの技能があれば家が建てられて、子どもを学校まで送れたという時代だったと。ただ、今は技術の進歩が結構早くて、常に職業能力を身につけないと一定の所得が得られない時代に入ってきているかなと思っています。
 これは私の2000年の選挙の時の公約が実現した制度が求職者支援制度でして、国の公的な資金で、専業主婦、家庭に戻られた方が、子どもが手離れしたのでもう一度職場に復帰したい場合には国の費用で職業訓練を受けられるようになりましたし、あるいは自営業を廃業されてサラリーマンとして仕事をする時に職業訓練で(技能を)身につけたい、でも家庭に入られていた方やあるいは自営業の方は雇用保険に入っていませんから、それで国の費用で求職者支援制度として3ヵ月から最長2年くらいの職業(訓練で)能力を身につけられるようになっています。
 ですから、そういう具体的に、今の職場の環境あるいは今後のビジネスの環境をとらえながら、職業能力をどうやって開発、身につけていただくかという、そういう議論というのがまず大切かなと思っています。
 やはり働いた経験があったほうが、そういう施策はより、本質は細目に宿るということがありますから、政府のをよく見ながら、今の改革の内容については精査していきたいなとは考えております。