民進党の大塚耕平広報局長は19日、香川県坂出市を訪れ、香川2区で希望の党公認を得て立候補している玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう)候補の総決起集会に参加し激励の言葉を述べた(写真上は総決起集会に先立ち坂出駅前で街頭演説する玉木候補)。

 大塚局長は、空海の「物の興廃は必ず人による。人の昇沈は定めて道にあり(物が盛んになるのも廃れるのも、みな人による。ひとの向上や堕落は、その人の信ずる道による)」という言葉を引用し、日本の興廃は玉木候補にかかっている、それは玉木候補の心構え次第だと鼓舞した。

 玉木候補は、この選挙で(1)森友学園・加計学園に見られるような、今の政府の隠ぺい体質(2)暮らしが豊かで楽になるような、税金の使い道(3)野党のあり方――の3つの事を変えていきたいと述べた。

 野党のあり方に関連し「新しい政党、新しい枠組みに、もしおかしなところがあれば私が直していく。私の理念・政策は全く変わらないし、変える必要もないと思っている。なぜなら私の理念・政策は、私だけで作ってきたものではない」「血となり肉となり、この体に刻まれている政策や理念は大切な皆さんと一緒に作り上げてきた、かけがえのない理念であり政策だ」と語った。

 また今回の総選挙にあたり「何のために誰のために、この政治を志したのか原点に立ち返らせていただいた。それは、ただでさえ強いスポットライトを浴びているところに、より一層強い光を当てる政治ではない。今の自分を、子どもたちの未来を、より良いものにしようと思い頑張っている。そんな光の当たらないところで懸命に生きようとしている人や企業や地域に光を当てる。そんな政治家に私はなりたい」の決意を述べた。

 集会には、大平正芳元総理の長女で森田一元運輸大臣の妻である森田芳子氏、坂出市長の綾宏氏、丸亀市長の梶正治氏、宇多津町長の谷川俊博氏らも参加した。

大塚耕平参院議員

大塚耕平参院議員

総決起集会に先立ち行われた坂出駅での街頭演説

総決起集会に先立ち行われた坂出駅での街頭演説